技術書典6 サークル出展振り返りとまとめ 〜技術書執筆ってソフトウェア開発やん〜
バルゴ(@go_vargo)です。
2019年4月14日に開催された技術書典6で初サークル参加をしました(技術書典自体も初参加でした)。
このブログはそのサークル参加活動の全体的な振り返りです。
参加準備においてはしがないラジオのgamiさん(@jumpei_ikegami)の
【保存版】 #技術書典 初出展マニュアル【表紙入稿データサンプル付き】 - #がみぶろ
を大いに参考にさせていただきました。
この記事がなかったら乗り切れなかったです...ありがとうございます
前提と環境、参考図書
この記事の内容はあくまで一例です。
色々な選択肢とメリット・デメリットがあると思います。
私も何がベストプラクティスかはわかりません。参考程度に見ていただけると幸いです。
前提
- 物理本の印刷所は日光企画さんを利用
- ダウンロードカードの印刷所はグラフィックさんを利用
- オンデマンド印刷で特殊加工なし
- 頒布形式はB5サイズの物理本 + ダウンロードカード
- 表紙イラストやダウンロードカードのデザインは友人(Vtuber)に頼む
環境
参考図書
参考ブログ
モチベーション
書こう! と思った理由は色々あります。色々あるので箇条書きで
- もともと同人活動に興味があった(どちらかというとコミケとか)
- Meetupで執筆者たちに会って気運が高まった
- CloudNative系で何かアウトプットしたかった(登壇は難しそうだと思った)
- 技術書執筆を通して技術力を高めたかった
その中で「Helm」をテーマに選んだ理由は次のような理由です。
- CloudNative系が自分の中で一番熱いので、何か書きたい
- Kubernetesは「Kubernetes完全ガイド」があるからいいか、となる(完全に良著)
- でもKubernetes周辺のエコシステムがいい
- ある程度Kubernetes周辺エコシステムの中でも知名度がある方が良い
- JapanContainerDaysでHelmの発表を聞いて「これからの時代はやはりHelmか」となる
- Helmに関して、日本語である程度まとまった情報がなかった(Qiitaのチュートリアル程度。英語の公式ドキュメントが最強)
- そういう本があったらまず第一に自分が欲しい
今だから書きますが、今回のテーマの「Helm」に関しては別に専門家でも達人でもありません。
もっというと業務で使うこともありませんでした。
ドキュメントを読んで一から勉強したり、公式リポジトリを見たり、PRを送ったり、Slackのチャンネルを見たり話しかけたりしてました。
本の内容自体は、Helm(v2)を理解できるよう色々なエッセンスを詰め込みましたが、最初から理解していたわけではありません。
スケジュール
日付 | やったこと | 備考 |
---|---|---|
01/06 | サークル申し込み応募開始 | |
01/09 | サークル申し込み | 転職活動開始した頃だったので悩みました |
01/09 | サークルカットのイラストを依頼 | 友人のVtuberに頼みました。Helmなのでイメージは舵で |
01/19 | 「技術書典6 はじめてのサークル参加meetup(休日版)」に参加する | Re:VIEW本を購入する |
01/19 | 依頼したサークルカットのイラストを受領し、技術書典マイページを更新する | Vtuberが良い感じに仕上げてくれる |
01/31 | サークル申し込み応募終了 | |
02/05 | 当落発表 | 転職活動中だったので受かってしまったか...となる。書くしかない |
02/07 | 表紙などのデザインを依頼 | 対象は①表表紙 ②裏表紙 ③ダウンロードカード |
02/10 | Re:VIEW用環境構築 | 最初はC89-FirstStepReVIEW-v2を使っていたが途中でビルドエラーになった時にReVIEW-Templateに切り替えた |
02/20 | サークル配置発表日 | Kubernetes関連なのでクラウド島に |
03/17 | 技術書典6 もくもく執筆レビュー会 ~進捗はそこにあるか~に参加する | ある程度書いている人も全く書いてない人もいた |
03/17 | 一般参加者向け正式サイトオープン | ここから宣伝が始まる |
03/24 | 表表紙と裏表紙のイラストが完成 | |
04/01 | 原稿入稿予定日 | 20%OFFの恩恵にあやかろうとしたが完成せず断念 |
04/02 | 原稿入稿日 | 15%OFFの恩恵にあやかる |
04/02 | ダウンロードカード入稿第一回目 | NGがあり翌日にリトライ |
04/03 | ダウンロードカード入稿第二回目 | 2回目の正直でOKに |
04/05 | サークル通行証が発行される | サークル主含めた枚数なので注意 |
04/06 | ダウンロードカード受領 | |
04/06 | かんたん後払いの設定をしておく | 絶対やった方が良いと思う |
04/10 | 見本誌の提出締め切り | |
04/13 | 小物の準備 |
意外とやることが多い。 4/15のCNDF 前夜祭MeetupのLT資料も用意する |
04/14 | 技術書典6当日 | わいわい |
04/14 | BOOTHにて電子版の販売を開始する | |
04/15 | CloudNativeDays Fukuoka参加 | 福岡へ飛ぶ。クラウドネイティブやっていく |
02/10~04/02 | ひたすら書く | 一番重要。頑張る |
出展に関する留意点
【保存版】 #技術書典 初出展マニュアル【表紙入稿データサンプル付き】 - #がみぶろでも触れてありますが、私からも下記は気をつけた方が良いかなと思いました。
- 印刷用の本文入稿データは、ページ数を4の倍数にする必要がある
- ページ数が決まらないと背幅が決まらず表紙データを確定できない
- 印刷用のデータ入稿は、本文(PDF/X)と表紙(PSD)データを分けておく
- 印刷用のPDFはノンブルを付けたりフォントを埋め込んだり加工が必要
- 電子版(PDF)は本文と表紙を結合するor別データとして提供する(任意)
- 値札の用意やお品書きなどは完全にDIYなので頑張る。最悪本当の手作りでもなんとかなる
やっていったこと詳細
※必要になった時に気長に読んでください
01/09 サークル申し込み
転職活動を開始したこともあり悩みましたが、結局申し込みました。
たしか深夜3時くらいだったので、変なテンションだったのかも。
入力情報は下記
- サークル情報(サークル名とか頒布物とか。後から更新も可能)
- サークルカット(あれば)
- 代表者情報
- 備考
01/09 サークルカットのイラストを依頼
サークルカットは申し込み締め切りの1/31までに登録する必要があったので、友人に頼みました。
伝手がない場合はTwitter上で募集したりプロに依頼したり、自分で書いたりと、いくつか方法があります。
01/19 「技術書典6 はじめてのサークル参加meetup(休日版)」に参加する
TechBoosterさんが主宰のMeetup「技術書典6 はじめてのサークル参加meetup(休日版)」に参加して、色々な疑問を解消しました。
ダウンロードカードってなんなの? とか 印刷所に何をどう持ち込めば良いか分からない! とか素朴な疑問を解消できます。
事前に参加しておいてよかったな、と今でも思います。
01/19 依頼したサークルカットのイラストを受領し、技術書典マイページを更新する
ジェバンニが良い仕事をしてくれるので、技術書典のマイページからサークルカットを登録します。
Webサイト用と印刷用のグレースケール化したものの2種類が必要なので注意しましょう
01/31 サークル申し込み応募終了
当落日を待つのみ・・・
02/05 当落発表
運命の当落日です。
自分は落ちたら潔く転職活動に専念しようと思っていましたが、当選しました。
書くしかない...!
02/07 表紙などのデザインを依頼
当選したので、改めてイラスト・デザインを発注しました。報酬は焼肉です。
- 表表紙
- 裏表紙
- ダウンロードカード
を依頼しました。後からA2ポスターのデザインもお願いしました。
02/10 Re:VIEW用環境構築
執筆で使うRe:VIEWの環境構築やGitHubリポジトリの作成、CircleCIでのPipeline構築をしました。
詳細は下記を読むことをオススメします。自分で調べるのは結構大変だと思います。
この2冊は、執筆以外の準備も含めて何度も何度も読み返していました。
Re:VIEWはVersion2を使っていましたが、改善版のVersion3が存在しています。
今回の執筆では躓きたくなかったので 2系のまま使っていました。
次回からは3系にしようと思っています。
表記ゆれもCIでチェックできるので、表記ゆれの対象になるルールは早めに追加しておくと吉です。
02/20 サークル配置発表日
配置場所が発表されます。
自分はKubernetes関連の周辺エコシステムなのでクラウド島に配置になりました。
クラウドネイティブ関連は今回一箇所に集まっていましたね。
03/17 「技術書典6 もくもく執筆レビュー会 ~進捗はそこにあるか~」に参加する
TechBoosterさんが主宰のMeetupでサークル出展者限定のもくもく会に参加しました。
基本はもくもく、質問があればTechBoosterさんに聞けたり、達人出版会の方にレビューしていただいたりすることができます。
参加して一番良かったのはその場で知り合えたサークル仲間が増えたことです。
ジャンルも内容も違う方達でしたが、同じ目標を向く仲間が増えたのは心強かったです。
03/17 一般参加者向け正式サイトオープン
一般参加者向けに公開用サイトがオープンしました。
ここからBlogやTwitterでの宣伝が加速していきます。
03/24 表表紙と裏表紙のイラストが完成
ジェバンニが再び良い仕事をしてくれます。
3月末といえば原稿ができていてもおかしくない時期ですが、まだまだ本文は完成せず・・・
04/01 原稿入稿予定日
この時点で本文だけで130ページほどありました。
書きたいことを書き終えて、あとは校正と見直しチェックを残した状態です。
そんな中、体調を崩してしまい発熱・・・
どうしても早割の恩恵を受けたくて横になりながら校正をしていました
誰だ、こんなに書いたやつは・・・
02/10~04/02 ひたすら書く
ひたすら書きます。
2月/3月は終電まで残業しつつ、転職活動と退職交渉をしていたので基本は土日に執筆していました。
ただでさえ中々発生しないビッグイベントをしつつ並行して書くと、ストレスが爆発するので執筆に専念する環境をなるべく整えましょう(体重が3,4kgほど減りましたが、最近ようやく戻りました)。
内容に妥協しないぞ! と決意するもページ数が130を超えた時点で印刷代が爆上がりする&締め切りが3日早まるという理由から内容を削る方向に...
以下ポエムです
技術書執筆ってソフトウェア開発じゃね?
と書いている最中に思いました。
ソースにあたるのが本文で、CIで静的解析したりビルドで成果物(PDF)を作ったりします。
いかにもソフトウェア開発っぽくないですか?
要件(何を書くか)を決めて、設計(どういった目次で章立てするか)を考え、実装し(本文を書く)、試験(校正)をしていきます。
ソースを書いていると「ああ、ここはこうした方がもっとよくなるな」と仕様変更(発注元: 自分)が入りますし、「ここ間違ってるじゃん!」とバグの修正も行います。
ビルドが成功し、成果物(PDF)を見て「よし、ここは作り直しだ!」なんていう確認作業はまさにテストです。
少しずつ書いてPDFを眺めるのはユニットテストですし、節をくっつけて章単位で振り返るのは結合テストで、丸ごと全章通すのは総合テストです。
確認したはずなのにバグ(誤字・脱字など)は後からいくつも見つかるし、完璧なものよりもまずは納期! といって進めていくのはプロジェクトあるあるじゃないでしょうか。
書き方の統一をしたり、ファイルの命名規約を決めたり、リファクタリングをしたり、ソフトウェアの問題が起きて解消できないときはどう対策するかどう回避するか対応を考えたりしつつ、決められた納期に向かって成果物を作っていくのは、一大プロジェクトです。
何事にも通じるものはあるんだなー、と感じた技術書執筆でした。
04/02 原稿入稿日
04/01の時点で入稿できなかったため、リベンジで翌日に入稿しました。
USBにデータを入れて、日光企画さんの御茶ノ水店に直接持ち込みました。
技術書典しめきり&新刊応援企画が実施されています。
キャンペーンとしてA2ポスターが無料なので、申し込みました。
事前にA2ポスター用のテンプレートを取得してイラストを仕上げておく必要があります。
申し込み情報は次のような情報を入力します。
- 全般
- 書籍タイトル:
自作アプリをHelm化して簡単デプロイ
- サイズ:
B5
- 表紙込みページ数:
128ページ
- 印刷部数:
100冊
- トジ方向:
左トジ
- トジ種類:
平トジ(固定)
- 書籍タイトル:
- 表紙
- 用紙:
NPホワイト200kg
- PP加工:
なし
- 作成環境(表紙):
Windowsでclip studio paint ex ver1.6.8
- 作成環境(本文):
MacOSでPDF/X(Re:VIEW + Adobe Acrobat)
- 用紙:
- 本文
- 用紙:
上質90kg
- 作成環境:
MacでPDF/X出力
- 用紙:
- 搬入
- イベント名:
技術書典6
- 会場名:
池袋サンシャインシティ2F展示ホールD
- スペースNo:
う44
- サークル名:
アルハンブラの畔
- 全部搬入?:
100冊全部搬入
- イベント名:
- 連絡先
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- 住所
入稿プランも事前に決めておく必要があります。
私は本文124ページ + 表紙4ページ = 全128ページ
オンデマンド平トジフルカラーセット(表紙カラー,本文モノクロ)
で申し込みました。
早割が効いて15%OFFでした(ページ数が多いので割引が効くか効かないかが死活問題でした)。
当初サークルチェック数が50いかないくらいだったので部数は非常に悩みましたが、50部の予定から100部に変更しました。
当日の状況を振り返ると150部は刷れば良かったな、と今は思いますが、当時は100部も刷って本当に大丈夫なのだろうか...と不安でした。ほぼ運ゲーです(当日の呼びかけ方でも結果が変わってくるので)。
部数は予想できてもあくまで予想なので、お財布とよく相談して申し込むことをオススメします。
入稿プランを決めるには次の要素を決める必要があります。
分からないものがあれば事前に調べておきましょう。
- オフセット印刷(大量印刷向け)/オンデマンド印刷(少部数向け)
- プラン(スタンダードフルカラー)
- 表紙の用紙、印刷方法、PP貼り
- 本文の用紙、印刷方法
- トジ方法、トジ方向
- オフセットで横書きなら、普通は「平トジ/左トジ」
- ページ数(本文のページ数、表紙のページ数)、発行部数
- 遊び紙の有無
持っていったデータのPDFサイズがB5のはずがA4だったり、表紙幅の計算が足りなく「このままだと見切れてしまう」状態になったりと、トラブルもありましたが、店員さんが非常に優しく教えていただいてなんとかなりました。
以下詳細です。
PDF A4問題
PDFサイズがB5のはずがA4だったのは次のnoteにもありますが、MacのプレビューアプリのデフォルトサイズがA4だったため、気づかずにA4で保存してしまっていたためでした。
#技術書典 初サークル参加から「jQuery to Vue.jsで学ぶ レガシーフロントエンド安全改善ガイド」200部完売までの軌跡|mugi_uno|note
PDFをプレビューアプリで編集したのはノンブル用のフォント埋め込みをしたためですが、Re:VIEWによって書かれるページ番号がノンブルの代わりになったのでそもそもの対応が不要でした。
そのためノンブルを入れず、B5でビルドした状態でAdobe Acrobatで形式変更/モノクロ化だけ行いました。
参考: ノンブルってなんですか?
ノンブルの埋め込み方法については技術同人誌を書こう! アウトプットのススメが詳しく、AdobeAcrobatでの形式変更/モノクロ化については技術書をかこう! ~はじめてのRe:VIEW~が詳しいです。
表紙見切れる問題
日光企画さんはホームページ上でテンプレートファイルを用意しています。
そのテンプレートファイルに背幅計算用の目盛りが付いていますが、どうやら背幅の計算が間違っていたらしく、そのまま印刷すると見切れる状態になってしまうようでした。
表紙イラストは完全に人任せだったので私はイラストツール自体持っていなく、どうしようかと路頭にくれていました。
しかし、店員さんがその場でPhotoShopを使って修正してくださり事無きを得ました(神!)
完全におんぶに抱っこになってしまい非常に申し訳なかったのですが、命拾いしました。
日光企画さん、ありがとうございます。
(最初から調整した状態で持っていきましょう! 私もそうします)
04/02 ダウンロードカード入稿第一回目
ダウンロードカードは、オンデマンド名刺(両面印刷/表面カラー/裏面モノクロ)で200部申し込みました。
ダウンロードカードはPSD形式のファイルをグラフィックさんでWeb入稿しました。
提出した結果、次の回答をいただきました。
テンプレートのレイヤーとデザインレイヤーが統合されており、テンプレートの青い罫線部分を削除することが出来ません
とのことだったので、Vtuberに直してもらいました。
04/03 ダウンロードカード入稿第二回目
ダウンロードカードを修正して再度アップロードしました。
修正後のチェックはOKでした。
ダウンロードカードはBOOTHにダウンロードカード用の0円の商品を置き、
パスワードを入力してZIPを解凍する形式を取りました。
ただ、技術書典6の数日前に公式でのダウンロード機能が配信されたため、
次回以降は公式機能の方を使おうと思います。
04/05 サークル通行証が発行される
サークル通行証が発行されます。デフォルトでは2枚で、サークル代表者含めた人数分なので注意が必要です。
04/06 ダウンロードカード受領
ダウンロードカードを受け取ります。
本の印刷の方は技術書典当日まで見れないので、初めて形あるものを見てテンションが上がります。
04/06 かんたん後払いの設定をしておく
かんたん後払いは会場でキャッシュレスで買い物ができる仕組みです。
かんたん後払いを利用するには、事前に公式マイページで口座情報の登録が必要です。
詳細はリンクを参照してください。
04/10見本誌の提出締め切り
見本誌の事前提出は技術書典6から必須になりました。
これも公式マイページから電子版をPDFで提出することができます。
詳細はリンクを参照してください。
04/13 小物の準備
小物として、見本誌カバーや値札、お品書きなどの準備が必要になります。
前日に行う必要はありませんが、Meetupに参加したり退職に伴う送別会に参加したりで小物の準備が遅くなりました。
以下準備したものです。
- カード立て
- ポスタースタンド
- テーブルクロス
- 両替用袋
- 集金袋
- 見本誌カバー
- 見本誌用ブックスタンド
- マーカー
- 色鉛筆
- スケッチブック
- マーキングテープ
- 両面テープ
-
ハサミ
- 名札
カード立て
ダウンロードカードの見本や値札として利用しました。
値札を印刷して入れるカード立てに入れる例が一般的だと思いますが、
やり方(紙の種類・使用ソフト)が分からず、普通に手書きしました。
ポスタースタンド
日光企画さんで無料で作ったA2ポスター用に使いました。
AZAKBL POPスタンド 長さ調節可能 フロアスタンド 持ち運びに便利 簡単収納 組み立て式 広告スタンド (1個入り)
- 出版社/メーカー: shengzhengshilonggangchang
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
テーブルクロス
あの布です。1m×1mあれば十分です。
両替用袋
両替用の千円札を入れておきました。家にすでにあったものを使いました。
集金袋
売り上げのお札を入れておく袋です。家にすでにあったものを使いました。
見本誌カバー
ダイソーで書いました。2冊分買えばよかった。。。
見本誌用ブックスタンド
見本誌を置くブックスタンドを用意します。持っていなかったので次のものを購入しました。
マーカー
あると便利です。完売や在庫数などを書くのに使います
色鉛筆,スケッチブック
お品書きを書くためにスケッチブックと色鉛筆を使いました。
微妙にアナログでしたが、個人的には味が出て気に入っています。
マーキングテープ,両面テープ
物の固定に使います。
ハサミ
名札
Twitterをアイコンでやっている場合はあった方が良いと思います。
ありがたいことに自分に会いに来てくれる人がいるときは、名札が識別子になります。
売り子も何人かいた時の識別に役立ちます。
ダイソーで買って、Excelで加工したものを印刷して入れました。
より良い方法があれば知りたい...
全く関係ありませんが、次の資料が同じく13日に用意したLT資料です。
だいぶ時間がなかったので1日で仕上げましたが、当日の発表では需要があったようで何よりでした。
04/14 技術書典6当日
技術書典6当日です!
09:50くらいにサークル入場が開始され、まずはブースの場所と本が届いているかを確認します。
「おお、ほんとうに本になってる...!」と感動するのも束の間、1時間後には開場になるので急いで準備します。
作業スペースが意外と狭いので気をつけて作業します。
完売自体は14:55頃でした。
もし、もう少し在庫があればもっと頒布できそうな気配もありそうでした。
物理本完売後もダウンロードカードの在庫は有りましたが、どちらかというと紙の本がないから仕方なく買っていく方も多いのかな、という印象でした。
完売以前にもダウンロードカード単体で購入いただける場合もありました。どちらも在庫を用意しておいた方が良いですね。
04/14 BOOTHにて電子版の販売を開始する
技術書典6当日の夜にBOOTHで電子版を販売しました。
手数料0なのでありがたいですね。
電子版は、もともと別データだった本文と表紙を結合する必要があります。
Re:VIEWの設定を変えて表紙のimgファイルを指定する方法もありますが、
2系だと扉絵を表示しないようにすると表紙も表示されないissueがあったため、
AdobeAcrobatでPDFを編集することで問題を回避しました(3系だと直っている)。
PDFは作れる。
形式もサークルによってPDFやEPUBなど色々な選択肢があります。
04/15 CloudNativeDays Fukuoka参加
技術書典が終わって翌日には福岡にイベントに参加しに行きました。
Cloud Nativeはやっぱり面白いなー、というのが一番の感想で色々な学びがありました。
技術書典のすぐ後ということもありますが、本を購入してくださった方も何人かいらっしゃり、話ができたり本の出来を褒めていただいたりして非常に嬉しく思いました。
CloudNativeのMeetupやカンファレンスに参加する人たちならHelmを既に理解していて、もはや本など必要ないのではと謎の被害妄想に包まれていましたが、需要はちゃんとあったんだな、と知って安心しました。
(Helmを既に理解している人にはリファレンスとして使えるように設計していました)
気になる収支
気になるか分かりませんが予算感がわかるように、今回の収支を載せておきます。
支出
印刷費用 90,130 × 0.85(15%早割) = 76,610円
ダウンロードカード印刷費用 2,071円
サークル参加費: 7,000円
テーブルクロス: 950円
カード立て: 1,129円
ブックスタンド: 1,480円
ポスタースタンド: 1,080円
その他雑費(小物): 1,000円
イラスト報酬(焼肉代): 16,000円
自分の人件費: プライスレス
合計: 107,320円
収入
書籍(+ダウンロードカード) 1,000円 × 100部 = 100,000円
ダウンロードカード 1,000円 × 20枚 = 20,000円
BOOTH販売 1,000円 × 15 = 15,000円
次へのモチベーション
次回の技術書典7もサークル出展で参加したい!
という思いでいっぱいです。申し込みもまだまだですが、当選してほしいです。
当選したらKubernetesかCNCFでホストされているKubernetes周辺エコシステムで書くと思います。
すでに個人的にはネタが2つあります。
CNCFもプロダクトがたくさんあるのであと600冊は出せますね(出すとは言ってない)。
さいごに
以上がサークル参加のための活動の内容でした。
イメージ湧いたでしょうか? 自分もやりたいと思ったでしょうか?
どんどんやっていきましょう!
ブログの内容は引用してもらって構いませんし、参考にしてくれたら書いた甲斐があります。